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タイで始まった、認知症患者らへのCBD処方(タイ保健省)

2019年12月Anutin Charnverakul氏(副首相兼公衆衛生大臣) がカンナビノイド(CBD、THC)医療について以下のアナウンスを行いました。  最新の医学研究では、CBDがほとんどの小児てんかん患者に有効的であると証明されており、また、CBD及びTHCは末期癌患者の痛みに非常に効果的で、同時に睡眠の質と食欲を高める効果もある事が分かっています。 認知症、アルツハイマー病への効果 も確認されており、パーキンソン病でもその有効性が確認されています。 これらの有効性が確認された病例につき、 2020年1月からカンナビノイドの処方を開始します。 今後さらに医療カンナビノイドの研究を続ける カンナビノイドは様々な病例の治療法としての可能性を持っています。現在、既に進められている研究に加え新規の研究プロジェクトを立ち上げていきます。 医療サービス局長のSomsak Akkasilp博士を中心に、神経学研究所、 クイーンシリキット国立小児保健研究所 、国立がん研究所にて医療用カンナビノイドの研究が進められており、CBDを投与した小児てんかんの臨床研究では13人中12人に発作の減少が見られました。 また、末期癌患者の臨床研究では、10人中7人が痛みの減少、13人中10人に睡眠の向上、10人中5人に食欲向上が確認されています。 試験管試験では CBDとTHCが癌細胞を阻害し、正常細胞には悪影響を与えない事が確認 されており、肝臓癌、大腸癌、胃癌、乳癌など8種類の癌に効果があることがわかっています。 医療カンナビノイドが国民の健康に貢献出来るように、今後も研究を進めていく予定です。 引用:https://www.thaipost.net/main/detail/53584 https://cbdmednews.tokyo/report/186/

「CBDで夫は80歳で生まれ変わり、今は本当の意味で生きています!」イタリア、ルチアーノ夫妻の物語

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 80歳になる夫、ルチアーノメレゲッティは、 CBDのおかげで人生に戻る事ができました。 彼は長年認知病に苦しみ、話もしなくなり、もはや感情の反応すら無い事が多く、自分で歩いたりする事もあまりありませんでした。 そして悲しい事に、彼を助ける事の出来る薬は無かったのです。 3年間のCBD摂取の結果、今では介護者の必要が無くなりました 「私達夫婦はアルツハイマーの苦しみから開放されたのです!CBDを摂取して3年、夫に年相応な元気さが戻ってきました。」 夫の認知症は、脳と身体機能の両方に、長年大きな影響を及ぼしていました。医師から処方される認知症の薬は、ほとんど効果が無く、症状はどんどん進み、感情の反応もなく、話もし無くなり、食事も、歩く事さえ自分で出来なくなり、常に介護者が必要な状況でした。 実際、夫のルチアーノは何ヶ月も話をしなかった事もあり、他人との交流をしなくなっていました。 そして体も弱ってきて、一度意識を失い昏睡状態となりICUで治療を受ける事態となってしまいました。 幸い一命は取り留めましたが、 その時の担当医はもう先は長くはないと思うので、私に今後の準備をしておきなさい言ったのです。  私もこんな症状では、夫が長くは生きれないだろうと覚悟していました。 偶然目にしたテレビ番組 そんな3年前、自宅でテレビを見ていたとき、ある番組でシチリアに住むエンジニアの方が、認知症に苦しむ母親にCBDオイルを与え、その症状の大きな改善があったという紹介を見たのです。 CBDを摂取する前の、母親の様子は、自分の夫とまったく同じように見えました。 反応が無く、無口で、座ったきりなのです、しかし 、 CBDオイルを与えられて10分ほどの後、それまで無口で喋らなかった彼女が、話をし始めたのです。 私はびっくりして倒れそうになりました。 すぐに、インターネットで検索をして、カンナビノイドを使った治療を行うカルロ医師に連絡を取りました。 カルロ医師は夫の症状をヒアリングした後、「マダム、あなたに嘘は言いたくないので正直に言いますが、あなたの夫は現在認知症の最終段階にあると思います。 彼を助けられる手立ては多くないので、大きな期待はしないでください」と言いましたが、CBDに関する資料を送ってくれました。 CBD摂取を始めて2ヶ月 「その2ヶ月後、私達夫婦は、広場に散歩に行き、夫

2019年国際カンナビノイド医学協会会議で報告された、カンナビノイド(CBD等)の認知症への効能

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2019年の秋、ドイツで3日間に渡り開催された国際カンナビノイド医学協会会議では、 カンナビノイド(CBD、THC等)の老人医学と加齢関連の病理学が、名だたる科学者、医師、教育者、企業の代表者が集う中、会議の主要なトピックとして取り上げられました。 CBDやTHCは高齢者にとって安全でしょうか? 現在、高齢者は世界中で最も急速に成長しているカンナビノイド利用層になっていますが、、 カンナビノイドは高齢者にとって安全でしょうか?メリットは何でしょうか? この質問には、イスラエルの研究者で高齢者カンナビノイド臨床ディレクターであるイリヤ・レズニック博士が返答しました。 まず、博士は自身が行っているイスラエルの老人クリニックで、184人の高齢患者を対象とした観察研究の結果について述べました。対象患者の83%が75歳以上のこの研究では、カンナビス療法の開始前に、各患者を包括的に検査し、6か月後に追跡評価を行いました。 研究に参加した人々は、全員がカンナビス療法未体験の人々で、ほとんどが慢性的な痛み、睡眠障害、癌関連の症状、気分障害、パーキンソン病などの加齢に伴う病状に苦しんでいました。 大麻患者の3分の1は、オピオイド鎮痛剤を中止することができました。 被験者の大多数(66%)は、カンナビスオイル(CBD、THC)を舌下投与で使用し、半数が毎日3回服用しました。 研究者らは、カンナビノイドの有効性と共に、認知症や心臓血管への悪影響等の問題が発生しないか観察を行いました。その結果として全員に大きな悪影響は無く、研究に登録した高齢者の3分の1に、めまい(12%)、眠気(11%)、や口の乾燥などがあったに留まりました。 そして、最も評価すべき点としては、6か月間の追跡観察で、 患者の3分の1がオピオイド鎮痛剤、および他の鎮痛剤や抗炎症薬を中止 できることが明らかになったのです。 高齢者のための医療カンナビノイド処方手順 また、プレゼンでは、イスラエルの権威的カンナビノイド専門医であるAddie Ron博士が、ソロカ大学研究所のクリニックのチームと共に設計実装した医療カンナビノイド処方手順の詳細が紹介されました。 カンナビノイド治療を開始前の準備段階では、高齢者の参加者のケースバイケースのリスクを分析し、ポリファーマシー、神経系障害、潜在的な心血管リスク、および薬物動態変数のため

CBDの認知症・アルツハイマー病に対する効果についてカナダ政府公式見解

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カナダは医療カンナビノイドの先進国です。 今回はカナダ政府が公式WEBサイトにて公開している医療カンナビノイドに関する様々な見解の中から認知症・アルツハイマー病に関する見解を一部抜粋してご紹介します。 認知症・アルツハイマーの現状認識 認知症は世界中で3,600万人に影響を及ぼし、アルツハイマー病は認知症患者の60〜80%を占めています。 まだ、議論中ですが、認知症・アルツハイマー病の発病の原因は、脳の一部にベータアミロイド(βA)タンパク質が沈着し、神経炎症と'細胞内神経原線維変化(過リン酸化タウタンパク質の化合物)を引き起こし、ニューロン細胞を損傷し、対応するシナプスの喪失起こり、神経伝達物質の悪化に繋がり、記憶障害や運動障害などの症状を引き起こすと考えられています。 確認されているカンナビノイド(CBD・THC)の認知症への効果 臨床研究では、CBDやTHCといったカンナビノイド成分が認知症・アルツハイマー病の動物実験において、脳の異常興奮、損傷、酸化、および炎症から保護する可能性があることを示唆しています。 また、臨床および観察研究では、 カンナビノイド(CBD・THC)がアルツハイマー病を起因とする多くの症状(夜間徘徊、行動障害、睡眠障害、不安症等 )の改善に寄与 する事が確認されています。 CBD前臨床データ CBDには 神経保護、抗酸化、抗アポトーシス作用、さらに細胞レベルでのタウタンパク質の過剰リン酸化を防止する効能が確認 されており、生体内研究では、ベータアミロイドを2.5 mg / kg /日の用量で注射したマウスにおいて、CBDが反応依存性神経膠症と、その後の神経炎症反応が大幅かつ用量比例的に抑制された事が報告されています。 CBD(64.8%CBD、2.3%THC、1.1%CBG、3.0%CBCおよび1.5%その他カンナビノイドを含む)を使った研究では、 初期の認知症症状を示すマウス実験で記憶障害の改善がみられました。 引用:https://www.canada.ca/fr/sante-canada/services/drogues-medicaments/cannabis/renseignements-medecins/renseignements-destines-professionnels-sante-cannabis-

スイス、ボーモン・デュ CHUV病院の神経科医主任が教えるアルツハイマー病を理解する5つのヒント

スイスの雑誌L'ILLUSTRÉのWEB版記事を要約してご紹介です。 アルツハイマー病は最も怖い病気の一つです。まず、それは一度に攻撃するのではなく、何年にもわたって隠れながら進行し、食べたり、服を着たり、買い物をしたり、愛する人々との会話などが困難になる病気です。 狂気の如く恐ろしいアルツハイマー病ですが、実のところその正体はまだ明らかにされていません。 ボーモン・デュ CHUV病院の神経科医主任であるジャン・フランソワ・デモネ氏教授の助けを借りて、非常に多くの疑問ともう少し明確にしてみましょう。 1.認知症・アルツハイマー病とはどんな病気でしょうか? 認知症・アルツハイマー病はパーキンソン病と同様に神経変性疾患です。記憶を正面から攻撃するため、物忘れ等が多発した時に最初に疑うべき病気です。 ジャン・フランソワ・デモネ氏によると、この病気は脳の特定の領域に2つのタイプの毒性タンパク質がゆっくりと蓄積することによって引き起こされます。一つ目はアミロイドβで、細胞外に微視的なゼラチン状のプラークを形成、二つ目はニューロン内に沈着し、神経原線維変性を引き起こすタウタンパク質です。アルツハイマー病の特徴を表す、これら2つの病変は、最新のMRIにより可視化可能になっています。 病気の主な症状は、記憶喪失、言語障害など、自分で服を着ることさえ困難になる可能性があります。 65歳から90歳と疾患の有病率は年齢とともに増加し、60歳で1%、90歳で最大40% となっています。 2.患者数は増えていますか? スイスでは、150,000人を超える人々が苦しんでいます。連邦保健局は、この数値は2040年までに2倍になると予測されています。同時に、世界では推定2億人の患者がいますが、疫学的に正確な数は予測困難で、認知症の症例の半分ほどしか診断されていないと言われています。そして、平均寿命が長くなるにつれ比例して増加し、 25年前に行われた悲観的な予測が現在実現しているという状況 です。 3.この病気から身を守ることはできますか? 一般的によく考えられていることとは対照的に、 遺伝的要因のアルツハイマー病は非常にまれで、症例全体の1%にすぎず、多くの場合、長期的な生活習慣が原因 となっています。  心臓に良いものはすべて脳に良いと専門家が言うように、アルツハイマー病は心血管疾患とも

神経科学の権威が、25年以上掛けて遂に見つけた、認知症へ有効な唯一の物はCBDだった

アルツハイマー病は、記憶やその他の重要な精神機能を破壊する神経変性疾患で、アルツハイマー病協会によると、米国で主要な死因の6番目であり、乳癌と前立腺癌を合わせた数よりも多くの人を殺しています。 この病気の恐ろしさにもかかわらず、アルツハイマー病になるリスクを減少させる特効薬、そして、 治療法も今の所ところありません。しかし、幸いなことに、 最近の科学研究では、アルツハイマー病に対するCBDの非常に優れた効果が示されています。 米アルツハイマー病協会によると、米国では66秒に一人がアルツハイマー病を発症しています。 アルツハイマー病を予防し改善するCBD 様々な予備調査では、CBDがアルツハイマー病に及ぼす、いくつかの効能が治療に有益である可能を示しています。とりわけアルツハイマー病の神経変性と疾患の進行は、神経炎症反応と反応性神経膠症に関連しており、 CBDは、これらの2つの症状を軽減できることが研究で証明されています。 さらに、他の研究では、CBDがニューロンの発達と成長を促し、神経発生を刺激することで、認知症の進行速度を遅くする事が出来ます。動物テストでは、CBDが認知症の発生を予防し、症状を改善させることが実証されています。 臨床検査 2016年に実施された研究「カンナビジオールのアルツハイマー病関連遺伝子の調整」では、CBDがアルツハイマー病に関連する遺伝子のダウンレギュレーションを起こした事が判明しました。さらに、 CBDがアルツハイマー病の主要要因を中和する事を示しました。 オハイオ州立大学の神経科学の権威 オハイオ州立大学の神経科学、免疫学、医学遺伝学の教授であるGary Wenk氏は、脳の炎症を軽減し、認知機能を回復させる薬を探すためにキャリアの多くを費やし、そして、彼の研究室では、脳への抗炎症作用がある CBDが認知症・アルツハイマー病に効果的であると結論付けました。 「 私は25年以上に渡り、脳の炎症を減らし、認知機能を回復させる薬を見つけようと努めてきました。 カンナビノイド(CBD、THC)は、これまで有効であった最初で唯一の成分です 。 」 – Gary Wenk教授。 https://www.youtube.com/watch?v=mUO75D-guUQ Gary Wenk教授の講演(英語ですがグーグルの自動翻訳字幕機能を使って日本語をご

認知症・アルツハイマー病におけるCBDオイルの6のメリット(科学的視点)

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CBDオイルは、多くの有益な特性を持つ黄金の液体です。 CBDの有益な特性は、セロトニン受容体、GPR555、TRPV-1受容体など、体内の多くの受容体との強力な相互作用によってもたらされます。  CBDオイルは、PTSD、線維筋痛症、片頭痛、関節リウマチ、癌、不安症、腰痛、てんかん、乾癬、吐き気など、多くの疾患の症状を緩和するのに役立つと報告されており、 今回はCBDの認知症・アルツハイマー病への効能を科学的な視点からご紹介します。 認知症・アルツハイマー病問題行動におけるCBDオイルの利点 CBDオイルは、抗炎症、抗酸化、抗不安、抗不眠、抗うつ、制吐作用があります。これは、認知症・アルツハイマー病の症状である、不眠症、苦痛、薬の使用による吐き気などの緩和に役立ちます。 1. CBDの神経保護、抗酸化、抗炎症作用 認知症・アルツハイマー病は、脳の深刻な、ニューロンの喪失、アミロイドβの形成、タンパク質の誤形成などがあります。認知症・アルツハイマー病の原因の1つであるアミロイドβは、ニューロンに対して毒性があり、ニューロンを死に至らしめます。 認知症・アルツハイマー病のさらに悪化させる為、アミロイドβの形成を防ぐことは、認知症・アルツハイマー病の予防と治療にとって非常に重要となります。 Journal of Neurochemistryに掲載された研究では、CBDが神経保護作用や、抗アポトーシス作用、抗酸化作用を有しており、アミロイドβの毒性から脳細胞を保護するのに役立つ可能性を示唆しています。 また、活性酸素種(ROS)、脂質過酸化などの低下も観察されており、抗酸化作用への効果もあります。 認知症・アルツハイマー病問題行動のマウスベースでの研究では、 CBDがマウスの認知障害の進展を逆転させ、防止・治療の可能性があると報告 されており、主にCBDが反応性神経膠症と神経炎症を軽減する為だと言われています。 内因性カンナビノイドシステムとの相互作用により、直接的または間接的に発生するCBDの抗炎症、抗酸化、神経保護特性は、認知症・アルツハイマー病を含む多くの神経変性疾患に予防的及び治療的有効性があります。 2. CBDは認知症・アルツハイマー病患者の問題行動を改善します 認知症・アルツハイマー病は、患者の行動や気分の変化をもたらし、これらの変化はしばしば非常