CBDの認知症・アルツハイマー病に対する効果についてカナダ政府公式見解
カナダは医療カンナビノイドの先進国です。 今回はカナダ政府が公式WEBサイトにて公開している医療カンナビノイドに関する様々な見解の中から認知症・アルツハイマー病に関する見解を一部抜粋してご紹介します。
認知症・アルツハイマーの現状認識
認知症は世界中で3,600万人に影響を及ぼし、アルツハイマー病は認知症患者の60〜80%を占めています。 まだ、議論中ですが、認知症・アルツハイマー病の発病の原因は、脳の一部にベータアミロイド(βA)タンパク質が沈着し、神経炎症と'細胞内神経原線維変化(過リン酸化タウタンパク質の化合物)を引き起こし、ニューロン細胞を損傷し、対応するシナプスの喪失起こり、神経伝達物質の悪化に繋がり、記憶障害や運動障害などの症状を引き起こすと考えられています。
確認されているカンナビノイド(CBD・THC)の認知症への効果
臨床研究では、CBDやTHCといったカンナビノイド成分が認知症・アルツハイマー病の動物実験において、脳の異常興奮、損傷、酸化、および炎症から保護する可能性があることを示唆しています。
また、臨床および観察研究では、カンナビノイド(CBD・THC)がアルツハイマー病を起因とする多くの症状(夜間徘徊、行動障害、睡眠障害、不安症等 )の改善に寄与する事が確認されています。
CBD前臨床データ
CBDには神経保護、抗酸化、抗アポトーシス作用、さらに細胞レベルでのタウタンパク質の過剰リン酸化を防止する効能が確認されており、生体内研究では、ベータアミロイドを2.5 mg / kg /日の用量で注射したマウスにおいて、CBDが反応依存性神経膠症と、その後の神経炎症反応が大幅かつ用量比例的に抑制された事が報告されています。
CBD(64.8%CBD、2.3%THC、1.1%CBG、3.0%CBCおよび1.5%その他カンナビノイドを含む)を使った研究では、初期の認知症症状を示すマウス実験で記憶障害の改善がみられました。
引用:https://www.canada.ca/fr/sante-canada/services/drogues-medicaments/cannabis/renseignements-medecins/renseignements-destines-professionnels-sante-cannabis-cannabinoides.html#a4.9.6
https://cbdmednews.tokyo/report/93/
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